Mutunokuniのブログ

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ミリタリ雑記~ 81年ぶりの映像撮影!空母赤城

朝なんとなくスマホでニュースを漁っていた筆者の目に、驚くものが飛び込んできた。

 

海底の空母赤城、81年ぶりに映像で撮影(!?)

なんですと?!こりゃ大ニュースだぁ!と思い、今回記事を書いた次第でございます。

 

なんでまた唐突に大昔の空母なんか・・・とお思いになるかと思いますが、何を隠そう筆者は大の軍事オタク。いわゆるミリオタってやつなんですね。

 

特段海軍が大好き!航空機も戦車も好きなんですけどね。やっぱり軍艦が好きなんです、ハイ。

 

なのでこのニュースには真っ先に飛びつきました。

 

ミリオタのコアなオタク話にどうかお付き合いください。

 

さて、本題に入る・・・前に

 

空母赤城って何ぞと言う方向けに簡単にご説明しましょう

(こんな記事読んでる時点で知ってる人がほとんどでしょうが一応ね、一応)

 

 

空母赤城はもともと 日本海軍の艦隊戦力補填計画である八八艦隊計画の一環として建造が決まった、天城型巡洋戦艦のニ番艦でした。

 

そう、もともとコイツは巡洋戦艦だったんです。

 

巡洋戦艦ってのは、普通の戦艦より装甲が薄い代わりに機動力や速力が早い戦艦の事です。日本では金剛型が有名でしょうか。

 

1920年に建造が始まり、25年に進水。しかしその後この手の話題では毎度おなじみワシントン海軍軍縮条約やら、こないだで発生から100年目を迎えた関東大震災やらの影響を受け、最終的には赤城型空母の一番艦として完成しました。

 

ちなみに二番艦の加賀も、もともとは加賀型戦艦(言いづらい・・)の一番艦でした。

 

日本でもっとも有名な空母姉妹は、二隻揃って元戦艦。航空機の運用法が確立していない上に、元々空母じゃない船体を改造したため、排煙などの問題も多かったようです。

 

初期は三段の飛行甲板を持つ独特な空母として生まれ、後にやっぱ使いづらいってんで普通の飛行甲板に改造。かなりトップヘビー気味ではあるものの、日本では数少ない大型空母として、太平洋戦争初期における日本の快進撃を支えました。

 

しかし、おごれる者は久しからずとはよく言ったもので、赤城にも最後の時がやってきます。

 

1942年のミッドウェイ海戦にて、日本が米海軍に大敗を喫したのは言うまでもないでしょう。日本艦隊の主力、空母機動艦隊を構成していた空母四隻が全滅。

 

この四隻の中に、赤城も含まれていました。

 

以後形勢は逆転し、日本はジリジリと追い詰められていくのですが・・・まぁそれはそれとして。

 

 

本題は赤城です。

お待たせしました

 

 

さて、本題に入ろうか

 

海に沈んでいる軍艦なんて、本来ならば画面越しであっても見れるだけでも感動モノ。

しかし撮影目的が調査なのであれば

海底の赤城の状態はどんな感じなのか

ってのが、やはり一番気になるところ。

 

日米の国際研究チームとやらが海底の赤城を撮影し、映像を公開していたので見てみました。

で、筆者が一通り見た感想は

 

思ってたよりも綺麗だな

 

でした。

 

 

(写真・読売新聞web版)

上の写真は海底に鎮座する赤城の艦首部分を映したものですが、かなり原型を留めていますね。菊の御紋もしっかり残っています。

 

(写真・米国立海軍歴史博物館HP)

 

対空機銃と思わしき火砲も、台座ごとかなり状態のいい形で残っています。

 

個人的には日本の大型艦と言うとあんまりいい状態で残っているイメージが無かったので(爆沈した大和然り、武蔵や扶桑など)、これはかなり綺麗なのではないでしょうか。

上から見た海底の赤城。艦首が歪んでいるだけで、ほぼ原型を留めている。

(写真・米国立海軍歴史博物館HP)

 

もっとも赤城は爆沈したり真っ二つに折れて沈んだわけでは無く、火災によって無力化された後、味方駆逐艦の雷撃処分によって沈んだ為、それも影響しているのかもしれません。

 

今回の調査では赤城以外にも、同海戦で沈んだ赤城型二番艦の空母「加賀」や「ヨークタウン」も加えて調査が行われたそうです。そちらの続報にも期待しましょう。

 

赤城に関して、個人的には大和などで行われた沈没艦からの遺品回収が行われるのかが気になるところ。艦内からの引き上げ品から、さらに分かることもあるかもしれませんしね。

 

いずれにせよ、さらなる調査によって海底の赤城の全貌が明らかになる日が楽しみです。

 

そのうちNHK辺りがドキュメンタリーとかやらないかなー・・・なんて

 

ではこの辺で、最後までお読みいただきありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう!

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